二人飲み4

私はヤイさんに何か歌ってってお願いした。

ヤイさんは星野源に歌声が似てるから星野源ドラえもんを歌ってってお願いした。

歌ったら良いことあるー笑?って言われたから、私が喜びますよ笑って答えた。

ヤイさんはやっぱり歌が上手だった。

隣で聞いてて、ドキドキしてた。

歌い終わって何か話をしてる時にヤイさんが、手繋ごっかって言ってきた。

はえーっ、ダメ…。って答えた。

えー何でぇ笑、手ぐらいいいでしょーとか何とか言ってた。

私は多分好きになっちゃうって言ったと思う。

好きになるのはしょうがないよ~ってヤイさんは言ってた。

チャラ男だね、本当に。

でもそのあと何か話をしてる時に私から手を出した。

そして手を繋いだ。

ヤイさんの手は思ってたより男の人の手だった。私より大きくて厚くて、好きだなって思った。

ずっと握ってる手を見てたらヤイさんがどうしたの?って聞いてきたから、手おっきいなって思って…って言ったら○○さんの手は小さいねって。

ヤイさんもきっと照れていたと思う。

また色々話してるうちにヤイさんの手が私の腰に触れた。

えっ?って言ったらヤイさんが私を引き寄せてキスしようとしてきた。

私はまたあ、ダメ…!って答えた。

ここからはあまり覚えてない。

ヤイさんはえー、ダメー?みたいな事を言ってたと思う。

本当はしてしまいたかったけど、理性がそれを止めた。ダメって止まってくれたのに。

そのあとまた手を繋ぎながら話をしてて。

キスしたいなって思ってて。

そしてらまたヤイさんが私を引き寄せた。

もう、拒否できなかった。

ヤイさんとの初めてのキスは優しくて、でもお互い求めるようなキスをした。

何度も歯が当たって、お互いもっと、もっとってキスした。

ヤイさんの唇は薄くて、舌は短くて、旦那とは真逆で。

お互いの舌がもっとって求めた。

一度唇を離したあともまたキスをした。

ずっとずっとキスしてた。

手を繋いでお互い身体を寄せて。

止まらなかった。ずっとずっとずっと。

あのキスはきっと好きで求めてるキスだったと思う。

私もヤイさんも。

今も思い出すと身体が熱くなる。心が締め付けられる。